竣工しましたー内

引き続き。
内部の特徴は、杉ムク3層パネルを踏み天井、つまりそれ1枚で床兼天井にしているので、コストと2階までの距離を抑える事ができますが、まあ何かと手間はかかるやり方です。
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構造材(ある程度芯去材です)や床も含め、節の少ないきれいな材なので節好きな方(そんなのいるのか?いやいるんじゃ?)には物足りないのかもしれないけれど、僕はこうでないと気持悪いのです。
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特徴的な急勾配の屋根の裏はこんな感じの廊下と収納スペースです。床がパネルなのが良く見れば分かりますか?
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コストや面積も抑えながらも、大切なところはもちろん守りながら、良い意味で可愛らしいものができたなあと思いました。もちろん大きな予算の大きな家は立派ですが、こちらの方が「巣」としては優しいスケール感ですね。

さて少しすっきりした気分で、明日はお花見で騒ぎます^^
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# by Moriyasu_Hase | 2015-04-04 18:17 | けんちくーしごと

竣工しましたー外

年度は変わってしまいましたが、なんとかお子さんの入学に間に合ってお引渡してきました。
まず外からですが、以前も書いたように変則的な勾配屋根で覆っていますので不思議な感じですし実際で来てみるまで不安もありましたが結果よかったと感じています。
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隣のご実家が屋根も形としても存在感があるので、こちらの面積の方が小さいし、何となく総2階が普通に建ってしまったらただ負けて見えるかと思ったのもこうした理由ですがいかが?
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玄関を入ると通り抜け土間となって右が渡り廊下。

内に続きます。
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# by Moriyasu_Hase | 2015-04-04 18:06 | けんちくーしごと

設計大詰め。

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しばらく現場に追われて精神的にも大変でしたが、もちろん責任ある大きな仕事を終わらせる事が容易であるはずもなく当然なのですが、やっぱり設計中というのはまだ夢を描いている段階なので気持も前向きになりますね。
1/50の模型ができて、ちょっと違和感があった所を悩んで直して良くなりました。
1階が店舗、上階が2世帯住居。
手前に駐車を取るので道路からは結構奥まり、また区画整理地域なのでこれからですが両側にもそれなりに高い建物が建ってくると思われる中で、店舗として人を招くような雰囲気を出したく、また2台ほどのガレージの屋根も欲しいとのことで、Rの屋根を思い切ってはね出し、「おいでおいで」の手のような(冗談でなく真剣ですよ)形としました。また、RC造のご希望だったのでRCらしさを生かすためにも造形的にした、というのもあります。ルイスカーン的な、その素材はどういう形になりたがっているのか?への一つの答えのつもりで。
こちらは東面なので、向かって左が南で、見えませんが長いバルコニーに面して大きな窓があるので明るい室内にはなりますが、お客さんからは生活が見えにくくなっています。
店舗の手前は販売、奥に飲食があり、良い雰囲気になるようにまだ悩み中ですが、完成したらもちろん宣伝しますので。
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# by Moriyasu_Hase | 2015-04-03 16:03 | けんちくーしごと

新建築4月

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3月は仕事に追われて仕事のことばかりでしたし、遅くまで働くわけはなくても精神的に疲れていて本を読んでも進まず、、という感じでしたが、4月になって気持も新たに、前向きに新しいプロジェクトを進めてゆけそうです。

表紙のは広島牛田教会+あやめ幼稚園とのことですが、建築的にどうこう、というより、このクスノキ、原爆に耐えて残ったものらしく、それを残したというか、このクスノキの存在感が表紙になったようなものだと感じるのですが、この少し無骨でコンクリートの設計だったから良かったけど、流行りの軽い設計では恐らく負けてしまっていたのでは、と思います。
設計云々より、やっぱり時間が経過する、というのは色々な意味で重たい事だし、建築はもっとそれを正面から引き受けなければならない、と改めて感じた次第です。
そういえば、設計事務所に勤め最初に担当して1年程現場に張り付いた作品にも確か3本かクスノキを残したなあ〜と施設名を検索してみたら、、ちょっと驚きの事になってました^^:
聞いてくれればお話しますが名前は伏せておきます。

さて、月評で青木淳さんの、先月号の東京国立近代美術館リニューアルについての評がとても重要に思いました。
このリニューアルは予算もなく諸部分の「チューニング」を行き渡らせた事が成功しているとして、そのチューニングの対極が「コンセプト」であり、「まず目的地を決める。すると、設計というのはその目的地に近づくための技術にすぎなくなる。コンセプトという言葉が出てくる時には、そいういう思考が背景にある。いかにきれいなコンセプトをつくるか、いかにきれいにコンセプトが見えるようにするか。そいういう考えにのみ込まれる時、建築はメディアに落ちる。」と。
青木さん、悩み続けてるなあ〜と尊敬しますが、他に悩み続けている方は?と考えてもなかなかいなくて、実は師匠の磯崎さんだったりしますが、やっぱし師弟ですかね。
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# by Moriyasu_Hase | 2015-04-02 13:32 | けんちくーよむ

なんとかギリギリ。

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障害福祉サービス「まぐねっと」年度内工事という事でギリギリ年度内でした^^;
もうひとつ大きな住宅など竣工が重なった事もありますが、正直精勤的に大変でした。
まあどちらも、僕自身が「出来ません」と言いたくない性格というか、「出来ます」と言ってしまった所から始まるので自分を責めるしかないのですが、「なんとか出来ます」というのが「何でも出来ます」と受け取られかねない所にちょっと気をつけないといけないなあ、と自分しか分からない反省です。。また結果施工者さんなどにも何かとご負担をおかけもしてしまいましたが、まだ外構など少しありますが、まずはボロボロになりながらも綱を渡り切ったという(なんて表現だ)所ですが、まだまだ自分の能力は大した事がない、もっと努力せねば、と実感も出来たので良い経験をさせて頂いたと感謝しなくては、です。

それは別として、外観も含め、4月中旬頃にはアップしたいと思いますが、内部特徴的なカットを。
書いた通り、設計も施工も突貫でしたから、形状はシンプルにということで天井高を高めに揃え、施設の用途として(まだ入所者さんたちの特徴を理解し切ってはいませんが)ひとつの大きな家の中にいると感じられるように天井までところどころ開口を上げることによって、内外への視線が自然とつながるようにして、結果、地域に親しみを感じて頂けるような施設となって、具体的には「店舗、地域交流スペース」というのもありますし近くに東高校もありますので、気楽に入り易いような施設となって欲しいと願って設計をしました。
そしてその視線を導く面となる天井は、施工は確かに大変だったと思いますが、天竜杉で揃える事によって、シンプルな形の建築が軽く見えすぎる事もなく、自然素材の優しさを内外から感じられると思っています。また改めて書きますが。。

まだ気は休まりませんが、少し海に行って新しい年度に新しい気分で臨みたいと思います。
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# by Moriyasu_Hase | 2015-03-31 15:13 | けんちくーしごと