寒い事務所が本当に寒く感じて来たら、もう来週クリスマス。ですね。 で、皆さん、タイトルの質問になんて答えます?? 僕は、信じる人には居るし、信じない人には居ない、と。そう思っています。 そもそも、「居る」「在る」とはどういうことなのか、というのは実は実はとても深い問題でありまして。 どこかの映画であったような、未開の地の住民にいきなりテレビを見せたとして、彼/彼女は、そのTVという箱の中に人間や物が「居る」「在る」と思うでしょうし、TVの原理を知ってしまっている私たちは、それを見て笑ってしまうでしょう。 でも、その状態と、私たちが物や人を見て、「居る」「在る」と思い込んでいる事の間に何か違いがあるのでしょうか?? 人間の眼から入った視覚情報が神経の中を電気的な情報として脳に至り、TVのように像を結んでいる、というのは、上記の未開の人が見ているTVと何か違いがあるのでしょうか?? 何だかまたいつもの屁理屈かよ!と思われるでしょうけれど、基本的には大きな違いはないと思います。反論があればいつでもお相手致しますよ(笑) というか、これは僕の考えなどではなく、ちょっといろいろ勉強すれば明らかな事ですが。。 つまりは、人間というのは、自分たちの「認識」という実は不確かなものを確かなものだと信じて生きているのですが、それを疑いだしたら何も信じられなくなってしまうから、みんな疑わないように生活しています。そんな意味で、信じる者にはサンタさんは居るのだと。 でも世の中には「確かな」ものなど一つもなく、でも確かなものを求めて信じ込まなければ不安な人間、という存在があるだけだと。 そして、物が「在る」のとは違う、人間が「存在する」という事を問いつめたのがハイデガーという人です。(「存在と時間」は半分読んで挫折しました) 人間の存在が特殊なのは、そんな認識力を持つからでしょうし、だからこそ、サンタさんが居る居ないなんて話になるわけですよね(動物たちは決してそんな事思わないから)。 そんな事考えて何になる??と思われるかもですが、そんな人間の特殊性を知る事は、今はそんな特殊性を知る事ができる時代なのだから、私たちの義務だと僕は思います。 と、いきなりは難しい事ですが、でも、サンタクロースを信じる事で、異民族や、親子や恋人がつながる事ができるって事は、素敵な事だな〜とは感じます。固い話抜きにね。
by Moriyasu_Hase
| 2009-12-17 23:19
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