MAGIC/アンソニーホプキンス

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30年以上前のアンソニーホプキンス主演の映画。「レクター博士の生まれた原点」とかいうコピーに素直に惹かれてしまって見ましたが、面白かったです。
冴えないマジシャンが腹話術で人形を相棒に使う事で売れるのだけど、いつしかその相棒なしには生きられない程になり、人間関係でひとを殺める程になってしまう。
人間というのは多分皆、抑圧された自我と現実の自分に引き離された二重人格的側面を持つものだと思いますが、ここでは、その人形に片方の人格を投影しているように思いました。普通であれば抑圧されているべきものが、人形というものを借りて、解放させられた結果、表で大きくなりすぎてしまう。
その屈折した部分をアンソニーホプキンスが好演しています。
以前とある本で、日本は敗戦によってアメリカに抑圧をされ、その結果二重人格的である書かれていた事に何だかとても納得しましたが、日本も腹話術人形を使って、アメリカに抑圧された部分を吐き出してしまったらどうなんだろうと、冗談のような本気な事を思ったりもします。

こういう、しばらく思考が広がるような映画や本や様々な経験というのは素晴らしいですね〜。
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by Moriyasu_Hase | 2010-08-17 22:50 | みるーよむーかんがえる
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