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これでいいのか浜松市

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書店に平積みになっていたが、それなりに売れるのだろうか?
無駄に道路を掘り起こすのを少しやめて市民に無料配布でもしたらどうだろうw
概ね「これでいいのか?」という主旨でまとまっていると思うけれど、例の某ハウスメーカーの津波対策へ300奥、続いてスズキが5億寄付、が美談として書かれているがそれぞれの思惑が裏で大きく蠢いているように思うのでどうかと思うし、それ以外の部分でもそんな事だらけなんでしょうね。

良く言われるように、元々の成り立ちとして別の国だった静岡に対抗心を燃やし続けているのだが、しばらく前から良く聞く「三遠南信」は道州制への布石?だったのか?静岡よりも東三河や南信州の方が感情的にも近いので、というけど、例のクラスター都市だって何もうまく行かなかったし、浜松市はきっと権力を失いたくなんてないのだし、道州制へはつながらないのじゃないかな。
と、このあたりは全然情報を持たないので思いつきで書きましたが。
まあ市民なら読んでみてください。
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by Moriyasu_Hase | 2013-08-28 16:02 | 浜松のこと

新東名SA南に工業用地

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しばらく前にもそんな方向の報道はありましたが、改めて正式?に出ましたね
「浜松市は22日、新東名高速道・浜松サービスエリア(SA)南側の同市北区都田町の農地などに、新たな工業用地を造成する方針を明らかにした。津波リスクを避けたい企業の内陸部への進出需要や浜松SAへのスマートインターチェンジ開設などを踏まえ、最大88・6ヘクタールを整備する。国指定を受けた「未来創造新・ものづくり特区」に基づく初の大規模な面的整備になる。」
そうで、「(長期間販売先が決まらない)塩漬けの懸念はない(佐藤洋一産業部参与)」そうだ。

まずは「地域活性化総合特区」だそうで、「市街化調整区域における農業と工業のバランスある土地利用の実現」が目標だそうだが、散々既存の市街化調整区域(市街化を抑制するべき地域なはずでしょうが!)でやってきた上に、新たにそのエリアを広げる事で、その活性化を狙う地域がその当該地域だけなら辻褄は合うとしてそんなはずはなく、もっと広域(浜松市)のためであるとするなら、その活性化に寄与するとは決して思われないのだけれど、なぜ国も通したんだろう?
上記のように、事業として失敗しない(らしい)が失敗したら突き上げよう!
また事業上というのは、整備して、それに見合った金額で売れれば成功と考えるのだろうけれど、それにともない、道路やインフラを整備する必要があるだろうから、それや、その今後の維持監理費も含めて本当に赤字にならないという見通しを立てているのだろうか??
まあ情報をろくに集めずに書いてますからもしかしてしっかりやってるのかもしれないけれど、浜松市はこいういう新しい事はとりあえず「やらまいか」でやってしまう悪癖があるので、僕は市の職員は暇で余ってるんじゃないかと勘ぐるし、そんな要らん事をするような人材は是非減らして欲しいものだとも思う。
また、津波リスクのために希望する企業が多いらしいが、滅多に来る可能性のないというか来ても被害に遭う筈のないエリアが随分あるのに、津波を理由に田畑や森林を買いたたいて安い工業用地を整備すれば来たがる企業はそりゃいるでしょうけど、津波を言い訳にやりたい事やってるだけじゃない?まあ津波リスクが高い地域に、浜松じゃ誰も頭の上がらぬ社長がいらっしゃるからかねえ〜。

ま、誰かがこういうイヤガラセみたいな事も言わないとね。
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by Moriyasu_Hase | 2013-08-24 15:15 | 浜松のこと

竣工写真ー夜

続いて夜へと。
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キッチンの辺りまでは2階が乗っていますが天井がないのでダクトなど苦慮しつつ納めていますが、まあ天井を張れば楽ですが張らない方が色んな面で良いですから。
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椅子と照明はガメルゴーのデザインのものでこちらを通じて納めましたが、少しモダンですがなかなか良かったと思います。
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デッキと木製窓はいつもの感じですね。今回初めての建具職さんでしたがきちんとつくってくれましたし、工務店さんも初めてでしたが、さすが歴史もあるところで大工さんも難しい仕事をとてもきれいに納めてくれました。また(僕の仕事に懲りられてなければ)お願いしてみたいと思ってます。
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南からの外観ですが、2階も天井がないので下からだと窓越しに良く見えます。
手前に大きな百日紅を入れて貰ったのですが、うちのもそうなのですが、建物の固さをちょうど良く和らげてくれたと思います。

という訳で疲労を抱えたまま今日から仕事に励んでおります。笑
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by Moriyasu_Hase | 2013-08-19 16:56 | けんちくーしごと

竣工写真ー昼

昨日オープンハウスでした。やはり浜松の中心よりは風も気持ち良かったです。うちの前の道路もアスファルトを剥がしてくれれば涼しいのになあー笑
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東のアプローチ側ですが、ガレージを含め屋根が角度をもって重なりながら窓等の要素はできるだけ無くしています。しばらく前につくったいくつかのものの要素を足した感じですね。
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置くの階部分に対して45度の角度で平屋がぶつかっていますが、道路からの視線がリビングに飛び込まないように45度振ってあります。平面はイカ型みたいで左右対称形ですが、決して外観がイカには見えないとは思いますし(当たり前か)2階部と平屋部のボリュームバランスは慎重に考えたつもりです。
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玄関ドアの横に奥さんがつくったステンドグラスをスリット状に入れてあります。独立前の担当作品や独立後もしばらくはガラスで色々やってはいましたが久々の装飾ガラスでしたが、ポイントで使うのは面白いですね。ガラスに限らず芸術的な要素を建築に取り入れてゆきたいと思って入るのですがなかなかコストもあり。。いやいやちょっと頑張ってみます。
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少し低めのアームチェアとテーブルでリビングとダイニング機能にというご希望だったのでキッチンの向かいには朝食などのためのちょっとしたカウンターという構成にしていますが、ソファーセットのリビング、というのも余り使われていない面もあるのでこれはこれで良いと思っています。また窓は道路から斜めに振っているので、目隠しがなくても落着いた感じにはできたと思っています。
夜の部は改めて。
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by Moriyasu_Hase | 2013-08-19 16:37 | けんちくーしごと

ものすごくうるさくてありえないほど近い

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個人的にとても良かったし、泣いたw
911をテーマとした小説の映画化らしいが、色んな事を教えてくれた父を911で無くしたある種ナイーブな少年が、父の遺品からたまたま見つけた意味ありげな鍵の正体を探しまわるというもの。テーマがテーマだけに泣かせるのだけど、タイトルがタイトルだけに、考えさせられるし、そこが僕は好きだったのかな。
まとめる事は難しいストーリーだけど、そしてタイトルの意味がどうも釈然としないけれど、原題も「Extremely Loud and Incredibly Close」とそのままで、うーん、どちらもすごく生々しいという意味合いだと思うし、彼にとって一連の事やそれを通して感じたものが余りにも生々しかったのではないだろうか。鍵を探す手掛かりは袋に書かれたBLACKという文字。それを名前と考えてNY中のブラックさんを探しまわるのだけど、それぞれがすごく生々しい生活を送っていて、それを感じたりする事を通じて、彼の心も平静を取り戻せたのだろう。

こんな大事件は尚更ですが、家族やいろんなものが希薄で遠くに感じられやすい今の世の中で、それらがとても生なものとして彼を襲い、そしてそれが結局彼の一部にしっかりとなってゆく、そんな事を描きたかったのかなあ。。

僕はとても良いと思いました。
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by Moriyasu_Hase | 2013-08-17 18:06 | みるーよむーかんがえる

民家は生きてきた

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「民家研究の金字塔となった名著、待望の復刊」だそうですが少し前に書いた二川幸夫さんの「日本の民家」の展覧会に併せて可能となったようです。
まあ研究の書ですから退屈な記述も多い厚い本ですが、解説などでも触れられている通りタイトルの「生きてきた」というところに著者の強い意思表示があり、それが通底して感じられます。なじみ深い所で、白川郷について、長いですが。
「いずれにしても白川郷の合掌造は封建制の重圧と山間僻地の低い生産性のもとに生まれでた悲劇の民家形態ということができるだろう。合掌造はほろびなければならないし、またほろびさりつつある。重苦しい生活がくりかえされ、オジ・オバたちが逃亡しなければならなかった時代においては、たとえ憩いの日があったにせよ合掌造は憎しみと嘆きの象徴でもあったろう。しかし農民の高らかな凱歌があがる今日では、悲劇の合掌造もたくましい壮大な白川農民の記念碑として、高く位置づけられるだろうし、また敬愛の心をもって保存しなければならないと思う」
まず白川郷は農業の生産性も上がらず、当時養蚕が広く行なわれていた中で少しでも養蚕で稼ぐために2階を大きくしたり、この合掌の形だと大工に余りお金を払わずとも自分たちである程度作れる、という事情があり、「悲劇の」と形容され、オジ、オバとは長男以外の存在のことで、随分肩身の狭い思いをさせられていて、その現れがこの合掌造でもあった、ということらしいです。
世界遺産になったのはまあ仕方ないとして、こんな歴史を知らずに無批判に高らかに凱歌をあげていてはけないのですよね。

こんな調子で日本各地の民家たちが、その背景の中でいかに形づくられて来たかということが書かれていて、今の状況やただ古い、という事だけで守らなければ、などと言っているから本当に残すべき物が壊され、残さないで良いようなものが残されているのかもしれません。

「もし私の民家の心を代弁するのを許して頂けるならば、こういいましょう。民家はいつも愛されている事を求めているとともに、知的な人からは思想をぶっつけられて対決することを求めています、と」というのも同じ事で、厳しい眼に曝してもらい、価値を見極めて欲しいという事なのでしょう。

もちろん当時の大工に個人的な知的な思想があってつくられたとは思いませんが、その時代、その地域の集合知としての良い結晶だけが残っているわけで、現代一建築家がいくら自分の思想でつくっていると言い張っても所詮その時代、場所などに大きく影響されているという意味では、今の私たちも自分の時代や地域、というある種の限界の中で精一杯の仕事を結晶させる事しかできないし、後世永く残り、そんな知的な思想をぶっつけられる事が来る事を祈るだけなのかなと思います。
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by Moriyasu_Hase | 2013-08-15 18:07 | けんちくーよむ

小林秀雄対談集

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ご存知なところでは坂口安吾や三島由紀夫などたぶん好き嫌いのはっきりしていた小林秀雄も対談を望んだ相手ばかりだったのじゃないかと思うので,結果多彩かつ深く踏込んだ、濃厚な対談集でした。
そしてやっぱり小林が批評をしてきた「小説」のあるべき姿が節々に語られていたように思うのですが、その前に小林が小説を書けなくなった理由は、「例えば恋愛をすると滅茶滅茶になっちゃったんだよ。こんな滅茶滅茶な恋愛は小説にならねえから」という意味で「人生観の形式を喪った」からと語っているのだが、若い頃は色々あったらしいしw。
まず思い起こさないといけないのは、小説、という形式は海外では詩の下にあり確信的な機運は詩が担って来たが、日本ではそれを輸入された小説が担う事になったために、それが純文学となり、大衆文学と烈しく対立した、らしい。そして映画の登場による影響。「カメラのメカニズムが、どんなに威力を発揮しても、やはり出来ないことはできないのだから。カメラに圧倒されて,自分から進んで考えたり感じたりする事ができないという不満はどうしてもあるでしょう。文学の価値というのは、そこにあると思うのです」と。もう60年前の対談ですが、この傾向は強まるばかりですが文学の価値はどこまで守ろうとされているのでしょうか。。
また何カ所でか「フォーム」という言葉が使われていています。
「芸術というのは結局フォームだ。。。作品は形だ、黙っている形だ、言葉ではどうにもならない意味が確かにそこにあって、それが沈黙の声として言葉にならぬ言葉として伝わってくる。そんな事は美学のいろはなのだが、私たち現代人は、このいろはについて実に鈍感になってしまっている」
同世代の建築家のルイス・カーンも、フォームと沈黙などを主要概念としていたけれど、あの時代にはそれが「いろは」だったのかどうかは分からないけれど、いろはであるべき大切な事だと思います。多少補足になるか、文学者に一番大切な事というか、本質な事とは?と問われて「トーンをこしらえること」と答えるのだけど、この作家のものだ、と安心して読んで、見ていられるような、フォームともつながっているものではないかと思う。
概念的なので、少し分かりやすく、、「ジタバタしているうちに水に慣れるんだ。だから海の水に慣れるように,美しい形というものには慣れなければダメなんだ。だから美しい形の海でもって人間は泳がなければいけない。そうしなければ形なんてものは分かるもんじゃないんだよ。そういうものが現代にはないだろう。ないですよ。」もうひとつ「さわるという感覚は、生物に一番基本的な感覚なのです。進化論的にはアベーバ以来のに。現代はこの感覚が文化の上で衰弱した時代と考えられないかね。さわるというのが一番沈黙した感覚なのです。ぼくが物を見るというのも、さわるように見るという意味なんです。現代はおしゃべりの世紀なんだ。だからいったん黙ると、狂人のように行動するだけだ。」

と引用の継ぎはぎだけど何か大切なことが伝わって、いや考えさせられませんか。
対談集だから特に考えていることを率直に語っているからか、僕にはとても濃厚で栄養たっぷりでした。
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by Moriyasu_Hase | 2013-08-13 13:22 | みるーよむーかんがえる

こんなものが木造か?

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しばらく前から中高層建築の木造を実現すべくいろんな動きがあり、実現例も少しずつ増えているのだけど、この実験のような集成材のでっかい塊をつくってできた建築にはどうも魅力を感じない。
喩えると、もっと美味しい魚を食べましょうよ!といいながら、結局、かまぼこみたいな練り物を食わされている感じ。つまり素材の本当の良さなんて消えちゃっている。
だから、こんな方向で木造が脚光を浴びたとしても、本当に良い材木、なんてものは不要で、丸太を切り刻んで、節を適度に除ければそれでよい、という事。
美味しい魚!なんていいながら、サメの肉じゃないかよ、みたいな話。

銘木、なんてとんでもない値段で材木が売れていたのも今は昔で、でも良材というのは確かに一定量存在するはずなのだから、それを少しだけ高い値段を払えば手に入るのであれば、という人たちが増えて欲しいものだと思う、し、僕はそれを細々と実践しています。
まあ美味しい魚を生かせる料理人はそれなりに沢山いても、良い材木を生かせる設計者が少ない、ということなのかもしれません。
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by Moriyasu_Hase | 2013-08-10 12:10 | けんちくーかんがえる

新建築8月

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集合住宅特集で、表紙のはNEXT21。完成して20年らしく、見に行ったので20年も経つのかあーという中年の驚きですw。スケルトンーインフィルという最近聞かなくなってしまった言葉の先駆け的実験だったとは思いますが、何しろ後の設備や間取りなどの大改修にも耐え得るようにということで、骨組みがゴツく、設備が勝って見えてしまうところが、僕も好きにはなれないし、一時の流行り的になったひとつの理由(あとはコストもかかる)じゃないかと思うし、今回改めて見てもその印象は変わりません。

それより、この右上の、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの「Seto」という造船会社の社宅だそうですが、これはすごく良いと思います。彼らのつくるものはそういう傾向はあると思いますが、やることは大胆なんだけど、至って即物的というか、小手先でなく媚びていないからこそ即物的に見えるというか、これも、無機質な素材で単調に繰り返した結果としてミース的な質を獲得していると感じます。
まあもちろん良く見れば構造や窓周りなどかなり無理をしてそうな面もありますが、まあそれが名建築というものかな。実物を見てみたい建築ですね。
でもこういうのこそは、コストや要望や法規に少しでも翻弄されたら実現できないのだと思うのですが、目先の自分の戒めとしたいと思います。
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by Moriyasu_Hase | 2013-08-08 09:31 | けんちくーよむ